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ベトナム機密文書を世に出した3人が語る、驚くべき実話

  • 2008/04/13(日) 14:52:06

「ペンタゴン・ペーパーズ」(ベトナム機密文書)を世に出した3人が語る、驚くべき実話
ダニエル・エルズバーグ、マイク・グラベル、ロバート・ウェスト
より
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ビデオ(ダニエル・エルズバーグ 17分)

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ビデオ マイク・グラベル(19分)

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ビデオ ロバート・ウェスト(15分)

マイク・グラベルが4100ページという「ペンタゴン・ペーパーズ」を議場で読み上げます。
すると議事録として残ります。
この議事録は公開されます。


「ペンタゴン・ペーパーズ」とは、
ベトナム戦争に関するアメリカ政府の政策決定の歴史を、
第二次大戦直後からたどって分析した、
7000ページにわたる国防総省の最高機密文書の俗称です。

そこには合衆国政府が、不拡大を約束しながら、
じつは北ベトナムやラオス爆撃やなどを行なって故意に戦線を拡大したこと、
歴代政権が国民を欺いて
"泥沼"の戦争に引きずり込んだ経緯が如実に記されています。

この最高機密文書の一部が、1971年6月13日に
ニューヨーク・タイムズ紙にスクープされました。

ニクソン政権は出版差止め命令を出しましたが、
ニューヨーク・タイムズ側は聞き入れず、
ついに最高裁が政府の命令を違憲とする判定を下す
という劇的な展開をたどったことは有名です。

このときは、諜報活動取締法や国家反逆罪などを
ふりかざす政府の脅しにもかかわらず、
『ワシントン・ポスト』など他紙も続々と同「文書」の公表に踏み切り、
マスコミが政府に反逆するという前代未聞の事態が起こりました。

「世界に類を見ない、公的機関による市民的不服従」とこれを称えるのは、
長期の投獄を覚悟で最高機密文書をリークした
元国務省職員ダニエル・エルズバーグです。

政府のお尋ね者となり、
地下に潜伏しながら文書の公開に奔走したエルズバーグの行動は、
信念に満ちた勇気ある行動が
周囲の人々を動かしていくことを示す、感動的な物語です。

それに比べると、あまり知られていないのが、
ビーコン・プレス版の存在です。

徴兵制に反対して議事妨害の戦術を取っていたマイク・グラベル上院議員は、
その戦術の一環として「ペンタゴン・ペーパーズ」を上院小委員会で読み上げ、
結果的に4000ページ余りを議事録に残しました。

71年7月この全文を出版したのが
ユニテリアン・ユニバーサリスト協会の
非営利小出版社ビーコン・プレスです。

同社はニクソン政権からにらまれ、
2年半にわたる嫌がらせと脅迫を受け、
倒産や刑事訴追の危機にさえみまわれました。

ビーコン・プレスがこの文書を出版するに至ったのは、
どのような経緯によるものなのでしょう。

ゲスト: 
*ダニエル・エルズバーグ(Daniel Ellsberg):
国務省や国防総省に勤務し、ランド研究所アナリストとして
「ペンタゴン・ペーパーズ」の執筆チームに参加。

ベトナム赴任時代に政府のベトナム政策の間違いを確信していたエルズバーグは、
「ペンタゴン・ペーパーズ」をつらぬくシニスムと偽善に驚愕し、
反逆罪に問われるのを覚悟で内部告発に踏み切った。

ニューヨーク・タイムズ紙の掲載が始まってからは国家のお尋ね者になり、
友人たちの協力に助けられて地下にもぐったが、
2週間後にみずから出頭して裁判を受けた。

窃盗、共謀、諜報などの罪に問われたが、
ニクソン大統領の「不正行為」(ウォーターゲート事件の一部)のため訴追は却下された。
その後は平和活動家として活躍し、
予想されるイラク攻撃についても、内部告発を奨励している。

*マイク・グラベル(Mike Gravel):
元アラスカ州上院議員(1969-81)で、
現在は2008年の米大統領選挙に向けた民主党の大統領候補の一人。
その異色の活躍ぶりは、こちらを参照 

ベトナム戦争当時は、徴兵制の延長にたった一人で反対して
意図的な長時間演説による議事進行妨害の戦術をとり、
戦後の徴兵制廃止に貢献した。

1971年6月エルズバーグからペンタゴン・ペーパーズのコピーを託され、
そのうち4100ページを上院小委員会の議事録に残した。

これが後にビーコン・プレスから出版された
「グラベル上院議員版」で、
ノーム・チョムスキーとハワード・ジンによる編集と注釈がついている。

*ロバート・ウエスト(Robert West): 
ユニテリアン・ユニバーサリスト協会の元会長で
ビーコン・プレスの元経営者。
他の出版社が危険を恐れて取り上げようとしなかった
「グラベル上院議員版ペンタゴン・ペーパーズ」の出版を決断した。

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