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世界的な金融メルトダウン
- 2008/03/13(木) 15:06:11
http://www.collectors-japan.com/nevada/main/m_071015_1.htmlより転載
IMFが示した“神話”と金融メルトダウンへの道
Oct/15/2007
IMFは今回のサブプライム問題でありえない試算を行って
金融危機はおさまったとしており、世界の金融市場関係者の間では、
『とうとうIMFまでが“神話”を信用するようになったのか・・。
金融メルトダウンは避けることが出来ない』
と危機感を募らせる向きが増えてきています。
このIMF版“神話”とは、以下のようなレポートを指します。
『今後一年間で米国の住宅価格が5%下落しても
欧米の主要銀行10行の損失は2,000億ドルにとどまり、
株主資本(総額5,000億ドル)からみて十分カバーできる。』
今、米国住宅価格は年率10%を超える勢いで下落しており、
来年にかけて20%を超える下落になると見られているのです。
※S&Pが発表しました米住宅価格指数は、
7月は<4.5%>の下落となっており、これは16年ぶりの大きさとなっており、
今後これが10%、20%超えの下落となると見られているのです。
すでに、デトロイト(9.7%)、タンパ(8.8%)のように
10%近い下落となっているところもありますが、
今後多くの地点で10%を超える
下落となるのは必至だと見られているのです。
即ち、仮に今の下落率(10%)で留まったとしましても
主要銀行は4,000億ドルの損失を蒙り、
自己資本5,000億ドルの80%を失ってしまうことになるのです。
実際には関連金融商品の下落・無価値化もありますから、
住宅価格10%の下落で世界主要10行の
自己資本は完全に失われてしまうのです。
これがどのような影響を世界の金融市場・経済に
与えることになるのか、IMFは真剣な議論をしていません。
実際には『していない』というよりは『出来ない』のです。
なぜなら上記のように住宅価格10%の下落で
世界主要10行が経営破綻を起こすことになり
金融メルトダウンを誘発することになるからです。
今まで如何に銀行が無茶な融資を行ってきたか
これからもわかりますが、後悔しましても後の祭りとなっています。
現状を何とか改善しようと米国主要3行で共同基金を作り
損害が比較的少ない担保証券(RMBS)を
切り離そうとしていますが基金の規模はわずか12兆円です。
一桁足らないのではないか?
と指摘する専門家もいますが、
今、主要3行と言えども資金がなくなってしまっているのです。
FRBが必死で資金供給を行っており
この甲斐もあり通常のCP市場は徐々に正常に向かっていますが、
今回の震源地である肝心の住宅関連証券である
ABCP市場は全く買い手がいない状況になったままとなっており、
機能停止状態になったままなのです。
100ドルの額面に対して1ドルでも買い手がいない状況になっているのです。
一般マスコミでは金融混乱は収まったと報じていますが『収まった』のではなく、
『報じられなくなった』というのが正確なのです。
日本は今回の金融混乱の問題は関係ない
という報道が多いですがとんでもありません。
中小企業の社債を束ねた社債担保証券(CBO)が
S&P社から9−11段階もの格下げを受け、
以下のような価格になってしまっているのです。
AAA格 → ダブルB+ 指標価格 82円台
AA格 → シングルB+ 指標価格 49円台
AA格なら絶対安全という見方が多くされていましたが、
今や半値以下になってしまっているのです。
このような<不都合な真実>は殆ど報じられていません。
※今、日本の金融市場で資金難から
ある大手消費者金融会社の経営破綻の噂が流されており、
社債市場では上乗せ金利が急上昇してきています。
金融市場関係者は今固唾を呑んで事態の推移を見守っていますが、
いつ日本でも金融恐慌が起こっても不思議ではないのです。
いつ、世界的な金融メルトダウンが噴出するか誰にもわかりませんが、
今こうしている間にも米国の住宅価格は下落を続けており、
時限爆弾は着実に最後の瞬間に向かって時を刻み続けています。
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