巨額な投機がオイルに流れ込んだ背景

  • 2008/03/13(木) 14:15:42

http://www.pressnet.co.jp/osaka/kiji/071215_01.shtmlより転載

原油の価格はおととし以来、ほぼ一貫して上がり続けてきたが、
ここにきてさらに高騰し、1バレル約100ドル
という空前の値上がりを見せている。

中国やインドなどの急激な経済発展で需要が拡大する一方で
生産量が停滞していることなども一因にあるが、
需給バランスの影響で価格が高騰するのは
せいぜい50ドル程度で、なおかつ常識的な上がり方をする。
だが、この上がり方は異常だ。

と、大阪のある上場企業経営者は指摘する。
どうやら異常な高騰の大きな要因となっているのは、
売買差益を狙う巨額な投機資金の動きにあるようだ。

原油価格を決める先物市場に「価格はもっと高くなる」
と予想した投機が相当数入り込み、著しい高騰をひき起こしている。

ではなぜ、このような事態に陥ったのか?

巨額な投機がオイルに流れ込んだ背景には、
米国のサブプライムローン問題にも目を向けなければならない。

「サブプライムローン」は、アメリカの
低所得者層向け高金利住宅ローンのことだ。
最初の数年は金利を低く設定しているがその後は金利が急上昇する商品が多い。

これまでは購入した住宅の価格の値上がりが続いたため、
借り手は住宅の価格上昇分を担保にして
普通の住宅ローンである「プライムローン」に借り換えたり、
担保余力で「ホームエクイティローン」という
追加借り入れを受けたりすることができた。

ところが、06年を境に住宅価格の伸びが止まり、
ローンの支払いに困窮する家庭が増えて不良債権化。

ローン会社が融資したローンを証券化し
世界中の金融機関に売っていたこともあり、
ローンの焦げ付きは、この債券を高い利回りに
ひかれて買っていた世界中の金融機関を直撃したのだ。

債券購入者には、世界中の株式に投資するヘッジファンドもあり、
多くの投資家が影響を受けたため、
サブプライムローンに流れ込んでいた大量の資金が
石油をはじめとする商品市場に流れ込んだ。

その結果が「バブル」ともいえる現在の原油先物取引市場の状況だ。

サブプライムローンに資金が流れ込んでいたのは
米国経済の先行きが明るいと市場が見ていたため。
だが、これ以上原油が高騰すれば、
原油に頼る米国経済の減速が懸念される。

ベネズエラの大統領のように
「(1バレル)200ドルでも300ドルでも行く」
と無責任な発言もあるが、これ以上
極端な原油高が進行するとは考えにくいのが実情だ。

一方ではOPECが原油増産を見送ったこと、
中国、インドなどの原油消費量が増えること、
不安定な中東情勢などから大きく値下がりすることも考えにくく、
1バレル70ドル程度に高止まりする
可能性が高いというのが多くの専門家の見方だ。

だが、原油先物市場に流れ込んでいる投機資金は健在で、
原油市場が魅力的でないと映れば、
別の市場にターゲットを移すだけだ。

実際、すでに穀物先物市場は加熱してきている。

原油価格は2002年ごろまで1バレル当たり20ドル前後だったが、
中東情勢の緊迫化をきっかけに上昇した後は
新興国の需要拡大などもあって下がらなくなり、
これに株式市場の低迷などで
行き場を失った投機資金が市場に流入。

今夏のサブプライムローン問題でそれが加速され、
原油高騰の原因になっている。

原油高騰の原因をネットで調べましたが
この記事とだいたい同じようなことが書かれていました。

ブッシュがサウジアラビアに原油価格の引き下げを要請しましたが
これはジェスチャに過ぎず、原油高騰をブッシュは容認している
と投機筋は読みました。

あとは投機資金を原油先物市場に呼び込むだけで原油は高騰するはずです。

株式市場から資金を引き上げる。
日本のゼロ金利政策によって低コストの資金を日本の銀行から借りる。
こうした資金が原油を高騰させました。

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