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性的堕落の巣窟、パレ・ロワイヤル

  • 2008/03/10(月) 13:53:03

アダム・ヴアイスハウプトの任務は、
イルミナティの儀礼、儀式を改変し、
大東社のフリーメーソンヘの参入に利用できるようにすることだった。

彼もやはりフランクフルトに住んでいた。

ミラボーはオルレアン公とその友人のタレーランをヴアイスハウプトに紹介し、
ヴアイスハウプトはオルレアン公とタレーランを
大東社のフリーメーソンに参入させた。

1773年末になると大東社の儀礼がオルレアン公フィリップによって
フランスのフリーメーソンに導入され、1788年には、
大東社に結びついたロツジが2000以上も創設され、
奥義到達者の数は10万人に達していた。

こうしてモーゼズ・メンデルスゾーン指揮下のユダヤ人イルミナティは、
大東社のロッジを隠れ蓑に、ヴアイスハウプトによって
大陸のフリーメーソンに導入され、
各ロツジの内部には秘密の革命委員会が組織されていった。

革命を指揮する地下組織がフランス全土に広がっていったのである。

オルレアン公を、大東社の儀礼とともに、フランスのブルー(あるいはナショナル)
フリーメーソン組織に引き入れることに成功すると、
ミラボーは自らが社会的につまはじきとされた原因をつくった 
「歓楽の道」に同公を誘い込んだ。

きっかり四年で、オルレアン公は借金のために、
あらゆる形の違法通商に手を染めて
その返済を行なわなけれはならない羽目に陥った。
それでも不思議なほど彼の事業は成功せず、借金だけが膨れあがった。

1780年になると、その借金は80万ルーブルになっていた。
このときにも金貸し業者が現われ、事業取引および経済支援について提案した。

彼らは巧みに持ちかけて、オルレアン公が
その宮殿、土地、屋敷およぴパレ・ロワイヤルを
抵当に融資を受けるという契約に同意せざるを得ない状況をつくりだした。

結局、オルレアン公は借金を支払うだけの収入がもたらされ、
十分かつ確実な収入が残されることと引き換えに、
自らの財産およぴ不動産がユダヤ人金融業者によって
管理されることを認める取り決めに署名した。

オルレアン公は経済的な問題に決して精通してはいなかった。

彼にはユダヤ入銀行家との取り決めに署名することは
まちがいのない商取引だと思われた。
実際、ユダヤ人銀行家は彼の事業を管理し、
惨めな失敗状態から経済的成功に導くことを提案していた。

それが実現するなら申し分ない、彼はそう考えた。
そこに不穏な要因が含まれているとは夢にも思わなかったことだろう。
ましてや、自分がサタンの代理人に身も心も売ってしまった
のではないかなどとは・・・・・・

いずれにしても、オルレアン公は署名をして取引をした。
彼は完全に彼らの手中におさまったのだ。

性的堕落の巣窟、パレ・ロワイヤル

フランス革命を指揮する「秘密権力」はコデルロス・ド・ラクロを任用して
パレ・ロワイヤルおよびオルレアン公の財産を管理させた。

ド・ラクロはスペイン系ユダヤ人の家系にあったと考えられている人物で、
パレ・ロワイヤルの管理者に指名されたときには 
『危険な関係』をはじめとするポルノまがいの作品の作者として喝采を浴びていた。

愛の駆け引きのさまざまな様相を研究したのは
政治愛のゆえであると論じることで、彼は極端な不道徳を公然と擁護した。

コデルロス・ドニラクロがどのような人物で
あったかということは大した問題ではない。
問題は彼が何をしたかということである。

彼はパレ・ロワイヤルを史上最悪の悪名高き宮殿にした。

そこには猥せつ写真のギャラリー、ポルノ図書館がつくられ、
淫らな行為、恥ずべきショー、性的堕落の最たるものを具現する舞台など、
ありとあらゆる享楽が用意された。

そしてあらゆる形の好色にふけることを望む男女には
恰好の機会が提供された。
パレ・ロワイヤルを拠点として、フランス人の宗教心、公徳心を
組織的に破壊するための運動の詳細が練られ、実行された。
    
こうしたことは「最高の革命家は道徳心なき若者である」 
というカバラ的理論に基づいてなされたことだった。

ド・ラクロの仲間の一人がバレルモ出身のユダヤ人、
カリオストロことジユゼッペ・バルサモだった。
彼はオルレアン公の不動産の一つを印刷所に替え、
そこで革命についてのパンフレットを印刷した。
また、革命の宣伝者も組織した。

彼らは文学にとどまらす、人間のもっとも低俗な本性に訴えるよう計算された
音楽会、芝居、討論会を主催して革命運動を堆し進めた。
さらに、バルサモはスパイ団を組織し、革命運動を陰で操る 
「秘密権力」が計画的な名誉毀揖のための
ランファミー計画を実行するお膳立てを行なった。

ドラクロおょびバルサモによって張り巡らされた
ワナにかかった人々は、男女を問わず、
彼らの命令を実行するよう強請られた。

こうしてオルレアン公の不動産が革命の策略の拠点と化す一方で、
表向きは講堂、劇場、アートギャラリー、
アスレチッククラブの看板を掲げた
ギヤンブル場、売春宿、酒場、ドラッグショップが大いに活況を呈した。

こうした革命のための闇の世界では、指導者になり得ると目されると、
その人物にはワナが仕かけられた。

悪と交わることでまず良心をそがれ、
次に悪の慣習に染まることで良心を抹消されたのである。
つまり工場と化したオルレアン公の不動産では、
世界革命運動を陰で操る「秘密権力」が世界を舞台にした
ゲームを戦うのに利用する駒がつくられていたということだ。

『血の王子』を記したスカダーは
パレ・ロワイヤルについて以下のように述べているー

「そこはこの街のどこより警察に通報すべきことを多く提供した」。

それでも大衆に関するかぎり、この悪名高き宮殿は
国王の縁者オルレアン公によって所有されているものであり、
それが金貸し業者によって管理され、彼らの復讐の道具となる革命組織、
および秘密の目的と野望を堆進するための

行動の手引きをつくるために利用されているとは、
ほんの一握りの人々以外、誰も知らなかった。

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