借金帝国アメリカ ドル依存で衰退する日本経済

  • 2008/03/04(火) 18:53:18

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より転載

借金帝国アメリカ ドル依存で衰退する日本経済
山根 克也
 
■米・EU・日の三極構造

経済力という点ではアメリカは、決して世界の超大国ではない。

かつてアメリカは、本当に世界でダントツの経済大国だった時代があった。

1929年の世界恐慌直後、世界の工業生産の40・5%はアメリカに存在した。

それに対してドイツは11・6%、
イギリスは9・3%、
フランスは7%、
ソ連は4・6%、
日本は2・4%にすぎなかった。

だがそれから70年後の現在、アメリカの工業生産はEUよりやや少なく、
日本をかろうじて少し上回る程度にすぎない。

「アメリカ帝国」などと言っても、現在の世界経済の実体は、
「アメリカの一極支配」ではない

明らかにアメリカとEUと日本の三極構造であり、
それに中国をはじめ急速な経済成長を続ける
アジア諸国が迫っているという構造になっている。


現在の世界経済を特徴づけているのは、このアメリカ帝国が何を隠そう
世界最大の貿易赤字大国・借金大国であるという事実だ。

アメリカの抱える赤字は貿易赤字だけではない。

アメリカの財政赤字も本年度は
史上最悪の5210億ドルに達する見込みだ。

大赤字の原因は、財政的裏打ちがないにもかかわらず
ブッシュ政権が高所得者を対象とした大規模減税
(向こう10年間で総額1兆3500億ドル)を行うとともに、
年間4000億ドルもの軍事費の支出を計上しているからだ。

つまりアメリカは世界最大の借金国=借金帝国なのだ

「普通の国家」なら債務超過でいつ債務不履行(デフォルト)に陥ってもおかしくない。
会社や個人なら、とっくに破産している。

ところがアメリカは、これだけ膨大な借金を抱えながら破産も倒産もしていない。

むしろアメリカ経済は、大量生産―大量消費―大量廃棄と
いうアメリカン・ウェイ・オブ・ライフを謳歌し続け、
膨大な軍事力支出を続け軍事大国としての地位を維持し続けている。

どうしてこんなことが可能なのだろうか。

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