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アメリカの過剰消費とバブル経済
- 2008/03/04(火) 18:28:40
http://www.ihope.jp/bubble.html
より転載
<経済成長主義からの転換を>
日本の財務省が発表している国際収支速報によると、
2005年の日本企業などが海外に持つ資産からの収益を示す
所得収支の黒字額は12兆5634億円、
貿易黒字は9兆5888億円となりました。
日本、中国、NIES(韓国、台湾、香港とシンガポール)と
東南アジアの4つの経済有力国
(タイ、マレーシア、フィリピンとインドネシア)を合わせて、
アメリカの経常赤字の半分に匹敵する
4000億ドル以上の黒字を出しているのです。
原油高騰により、OPEC加盟諸国は
2200億ドルの経常黒字をあげたと見積もられ、
大産油国であるロシアも880億ドルの黒字です。
バブル経済に踊るアメリカに輸出したり、投資したりして
得られたこれらの黒字資金のほとんどが、
再びアメリカ国内に還流することで、さらにアメリカの景気が拡大し、
世界経済は膨張を続けてきました。
アメリカの投資の4分の3程度が海外からの資金流入によって賄われており、
アメリカへの純資金流入が2005 年には97年比で4倍近くになっているのです。
米経済戦略研究所のクライド・プレストウィッツ所長は、
「レクサスはいいクルマだ。
トヨタは米国人に売っていると思っているが、
我々は日本のクルマを日本人のカネで買っている。
米国にとってこんなうれしいことはないが、
こんなことがいつまで可能なのか」と語ったそうです。
日本企業が必死の思いで生産性を上げ、
省エネやリストラをして競争力を高め、黒字を稼ぎ出しても、
稼いだ資金はアメリカ人の過剰消費に回されます。
そればかりか、日本から還流してくる潤沢な資金を元手に
アメリカの金融・証券会社が
日本の株式市場を席巻してぼろ儲けしていくのです。
日本の労働者がどれだけ必死に働いても、
一向に生活が良くならず、格差が拡大する秘密の一つが、
こうした歪んだ経済構造にあることは間違いないでしょう。
何より、大量生産−大量消費−大量廃棄という
アメリカン・ウェイ・オブ・ライフが
世界経済の牽引役を務めていること自体が無理なのです。
持続可能な社会への転換へ向けた指標の一つ、
エコロジカル・フットプリント
(Ecological Footprint)によれば、
世界中の人々が日本人のような暮らしをはじめたら、
地球が約2.4個必要になり、
アメリカ人のような暮らしをはじめたら、
約5.3個必要になると指摘されています。
アメリカは、一人当たりのエネルギー消費量が日本の2倍以上で、
世界の原油輸入量の約四分の一を消費しています。
にも関わらず、温室効果ガス削減への取り組みを放棄し、
京都議定書から離脱しました。
アメリカの過剰消費とバブル経済に依拠すればするほど、
地球環境は悪化し、世界はカタストロフィーに近づいていくのです。
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