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二酸化炭素の削減で利益を得るのは誰か
- 2008/03/03(月) 18:44:50
http://tanakanews.com/971216COP3.htmより転載
地球温暖化は人間の活動によって増えた二酸化炭素によるものだとする
会議報告書の原案が、会議の3ヶ月前にすでに作られており、
反対する学者たちの意見は退けられることになった。
議定書は、地球温暖化の主因が二酸化炭素にあるかどうか、
まだ不明な点があることには一切触れず、
いきなり二酸化炭素の削減のことから始まっている。
1995年のマドリード会議からの一連の流れを見ると、
本来の「地球温暖化を防ぐ」という目的ではなく、
理由はどうあれ「二酸化炭素を削減する」
ということが目的とされていると感じざるを得ない。
●二酸化炭素の削減で利益を得るのは誰か
二酸化炭素の削減に最も積極的なのはヨーロッパ各国である。
ヨーロッパ諸国は戦後の工業化で自然破壊がいち早く深刻になっただけに、
早くから環境問題に積極的に取り組んできた。
また市民社会が発達しているため、
市民運動が環境を守るという構図が最初に定着している。
しかし今、ヨーロッパは環境重視による社会のコスト高に悩んでいる。
一方で、最近になって急速な経済発展を始めたアジアの国々では、
環境問題があまり重視されず、環境保護にかかわるコストを負担せずに
安い製品を作って世界中で売り、ヨーロッパの高い製品を駆逐してしまった。
これではヨーロッパ諸国としては割り切れない。
もし、ヨーロッパの市民団体が、中国の工場の煤煙や排水による
中国の人々への悪影響を問題にしたとしても、
一般の人々の関心はあまり引かないだろうし、内政干渉になるので、
欧州各国の政府の賛同もまず得られない。
その点、地球温暖化なら話は早い。
中国の工場が出している二酸化炭素で、
ニューヨークやロンドンの市民が被害を受けている、と言うことができる。
温暖化と二酸化炭素との関係はまだはっきりしていないのだが、
そこをあたかも自明の理であるように思わせるのが、
「環境問題」という言葉の魔力なのであろう。
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