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飢餓問題の本質

  • 2008/03/01(土) 11:08:44

緑の革命をもう一度とりあげて考えてみたいと思います。
現在第2の緑の革命が進行中です。
緑の革命とは大きな違いがあります。

http://hideyukihirakawa.com/blog/archives/200411/300034.phpより転載

飢餓を作った張本人はあなた達日本人を含めた先進国の人達なのです。

1960年代、アフリカでは今ほど飢えている人はいませんでした。

人々は、昔ながらの伝統的な農業のやり方で
トウモロコシや豆など自分の村で食べるだけの食料を作り、
自給自足の生活をしていました。

お金はなかったけれど、飢餓で死んでいく人は、
今よりずっと少なかったのです。

ところが、1970年代、農業の仕組みが大きく変わってしまったのです。
『緑の革命』で私たちは先進国に騙されたのです」

このあと話は、まず「緑の革命の暴力」に進む。

ある日、先進国の人が貧しい国にやってきた。

先進国の人
「今までより、たくさん作物が実る種を開発したんです。
トウモロコシは2倍、小麦は3倍もとれるんですよ。
どうです、これが『緑の革命』ですよ!」

貧しい国の大臣
「うん、それは、素晴らしい話だ!」

こうして貧しい国は新しい品種の種を先進国から買った。

そして、政府から新しい種を手に入れたお金持ちの地主は、
自給自足の生活をしていた人から土地を買い上げ、
よりたくさんの作物を収穫するために、大農地を作った。

しかし、金持ちの地主
「こんな広い土地に水や薬をまくにはどうしても機械が必要だ」

結局地主は、トラクターや散水車など高価な機械を購入。
そして農民たちに・・・
金持ちの地主
「悪いけど、明日からもう来ないでくれ」

農民 「え〜!?」
土地を奪われた農民達は、仕事までも奪われてしまった。

要するに、緑の革命の種――
高収量品種(HYVs: High Yield Varieties)という――
を手に入れたのは、まずは比較的豊かな地主農家であり、
彼らは、HYVsで大規模栽培・大量生産をするために、
貧しい人たちから土地を買い上げる。

しかし、HYVsを大規模栽培するには、高価な機械が必要となり、
結果として小作農として働いていた貧しい農民は職を失ってしまう。

さらに、ここで語られていないことを付け加えれば、
HYVsが実際に高収量性を発揮するには、
大量の水と化学肥料、農薬を必要とする。

これらなしにはHYVsは、場合によっては
在来品種よりも収量が少なくなるのだ。

このため、機械のほかにもこれら生産資材を買うためにお金がかかり、
ますます農家は大規模化を図ろうとし、
貧しい農民は土地や仕事をますます失うことになる。

しかも、場合によってはHYVsを使える大農家も、
生産コストが上がりすぎて、
かえって赤字になってしまうこともある。

えてして途上国産品は、国際市場で安値で買い叩かれるため、
生産コストを埋め合わせすることは難しいのである。

そして同様のことは、たとえHYVsの種が
貧しい農家に無料で配られたとしても、
もっとひどいかたちで起こりうる。

ちなみにHYVsは、その後、
世界各地で現地の在来種と交配させることで、
在来種の持つ病虫害抵抗性を備えたものに改良され、
現地との環境適合性をもつようにはなっている。

しかし、貧困という社会環境との適合性まで高めないことには、
飢餓を減らす真に優れた適正技術とはなりえない。

こうした緑の革命がもたらす、
いわば「貧困への悪循環」を指摘した後、さらに話は、
よりダイレクトな先進国と途上国の飢餓問題のつながりに及ぶ。

つまり、仮に緑の革命で持続的な生産ができたとしても、
そこで作られるのは先進国向けの嗜好品であり、
現地の人々の自給生産が犠牲にされ、飢餓が広がる構造だ。

アフリカには、国内に巨大な飢餓人口を抱えながら、
農産物輸出大国である国がいくつもある。
(こういうのを「飢餓輸出」という。)

緑の革命で農地改革を果たした先進国は
更に自分達の思惑を通すべく、追い討ちをかけた。

アベベック・ゴベナ
「私たちアフリカの国々は先進国の嗜好品を作らされたのです」

このマザーの話に、じゅん平はこれまで旅してきた
アフリカの国を思い出していた。

マラウイでは
「この一帯は全てタバコ畑です」

じゅん平
「タバコ、タバコなんだコレ!」
「タバコ?すごーい」

人口のおよそ半分がタバコ産業に従事。

しかし「私達はお金がなくとても貧乏です。
だから幸せに暮らす事は難しいです」

ほとんどの人が貧しい暮らしを強いられていた。

じゅん平
「マラウイっていう国はやっぱり凄い貧しい、
日本はお金があって凄い羨ましいって凄い言ってた」

先進国はアフリカの国々に自分達の食料を作る畑を潰させ、
タバコ・ピーナッツ・カカオなどの嗜好品を集中的に作らせたのだ。

しかし、収穫された作物の買値は安く、
アフリカの人達はどんどん貧しくなり、
食べるものまで失ってしまったのだ。

メンバーはケニアのスラムでもたくさんの子供が飢えと闘う姿を目にしてきた。
その背景には、多くの農家が紅茶作りに従事している事実もあった。

アフリカでは他にも、

エチオピアでコーヒー、

ギニアではパイナップル、

ガーナではカカオ、

セネガルではピーナッツなど・・・

ヨーロッパの為にアフリカの人達が、アメリカの為に南米の人達が、
そして日本の為にアジアの人達があまりにも安い賃金で働いている。

アベベック・ゴベナ
「先進国の人達が嗜好品に囲まれた優雅な暮らしを送れるのは、
貧しい国の人達が安い賃金で働いているからです」

イッチー 
「すごい色んな意味でショック」

歯医者 
 「要は植民地化してるのと似てるもんがあるよね」

じゅん平 
「日本輸入をやめたら生きていけないんだよね」

世界中で生産される穀物は一年に20億トン。
これは世界の人口、63億人の2倍以上の人が
食べていくのに十分な量のはずである。

しかし、先進国の人々は貧しい国の4倍もの穀物を消費している。

その為、貧しい国の人々には十分な食糧が行き渡らない。

世界で一番穀物を輸入しているのは、日本!
世界全体の10%の穀物を輸入している。
しかし、日本人が直接食べるのはこのうちたった3分の1だけ。
残り3分の2は家畜の飼料となっている。

外国では肉牛は草を食べて育つことが多い。

しかし・・・霜降りの肉が喜ばれる日本では、肉牛は穀物のエサで育てる。

肉に脂がのっておいしくなるからだ。
おいしい霜降り和牛1キロを作るために
牛は8キロの穀物を食べさせられるのである。

焼き肉店でおいしい和牛のカルビを食べるということは、
たくさんの穀物を食べてるのと同じことなのである


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