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オーストラリアの塩害 2
- 2008/02/29(金) 16:11:28

海面上昇が起これば、砂浜が浸食や水没で失われるだけでなく、
塩分が地下水に流れ込み、塩害が発生する。
そして、農作物が育たなくなってしまう。
一度に大量の水を農地にまく「乾燥地潅水」では
地下に浸透する水の量が多く、
塩濃度の高い地下水の上昇を招くことになる。
そして、この水に溶けた塩分が、植物や地表面を通じてその水分のみが蒸散し、
多量の塩類が地表に残っていくことになる。
オーストラリアを代表するユーカリなどの在来種の木々は、
約30mも深く地中に根を張り、
土中の余分な塩水を取り込む働きをする。
しかし近年、日本製紙企業による伐採、土地の宅地化、酪農地などが
開拓されるにしたがって、そうした木々は切り倒され更地となり、
また家畜の餌となる牧草が植えられるようになった。
オーストラリアの主要作物といえば小麦。
近年、オーストラリア国内のWheatbeltと呼ばれる小麦生産地帯では、
土壌が塩害の被害で生産量が激減している。
自然の木や多年草と違い、
小麦の根は下層土に染み込んだ雨水ではなく、
地下に蓄えられた水を水分として吸収する。
流動のない地下水、つまり塩濃度の高い水が主要水分となるため、
小麦は生育することができなくなる。
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