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オーストラリアの塩害 1

  • 2008/02/29(金) 16:04:08

オーストラリアは砂漠と塩害のダブルパンチをくらっています。
ことしは温暖化の影響で干ばつも加わりました。
トリプルパンチです。
ぶどう農家は1000戸廃業するかもしれないという話です。
米は例年の1%の出来です。

onthesalt.jpg

http://theperthexpress.com.au/contents/special/vol54/salt_1.htmより転載

土の中には多くの塩類
(ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウムなど)が含まれている。

海が塩辛いのはその塩類が雨水で川を通じて海まで運ばれ、
そこで濃縮されているからだ。

土の中の塩類は、水に溶けることによって地表に上がり、
水分だけが蒸発して高濃度の塩水が地上に残り、
時間の経過と共に土の表面に塩分が集まってしまう。

これらの現象が「塩害」をひき起こすのだ。

塩害は、干ばつ時の地下からの海水の浸入、
河川への海水の逆流、
高潮などによる海水の浸入、
乾燥地灌水、そして森林伐採などから起こると言われている。

塩害にあった土地では作物が育たなくなってしまうので、
オーストラリアでは今、塩害が深刻な問題となっている。

塩分が土壌深くに留まっていれば、問題は発生しない。

実際、主要な塩分は地下に留まっていると考えられている。
しかし、自然の水流バランスが乱されてしまったために、
地上表面に塩分が上昇し、様々な問題が発生している。

オーストラリア土着の樹木と植物は、雨水を能率的に利用し、
水流サイクルの一役を担っている。

植物が水分を吸い上げ塩分を処理することで、
地下に流れ込む水量も塩分も少量になる。

しかし、農業の発展のため、
1年の間に行う収穫用農地と牧草地の入れ替えや、
森林伐採の進行などから、問題が生じてきた。

収穫用農地と牧草地の入れ替えを例に挙げると、
入れ替えの間に不要になった雨水が、
正しい水流サイクルのルートを越えて地下水位に進入し、
水位を上昇させ、地下水として留まる。

地下水位が上昇すると、地下水は土壌中の塩分を溶かし、土壌表面まで押し上げる。

その結果、樹木や植物が処理できる塩分の限界を超え、
その塩分によって樹木や植物は死に追いやられる。

そして、小川や川、湖に流れ込んだ塩分は、蒸発によって濃縮される。

また、街中で塩分が道路、建物、レール、堤防などの基礎構造にも損害を与える。
これらは、非常にシリアスな問題となっている。

salt1_4.gif




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