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口を封じられた「中国の良心」(上)
- 2008/07/03(木) 17:46:35
「中国の良心」として尊敬されてきた老医師が恐怖に震えている。共産党の真実隠ぺいに対抗し、新型肺炎(SARS)発生の事実を全世界に暴露し、天安門事件に対する再評価を要求していた気概はもはや感じられない。盗聴を心配し、テレビの音量を上げると、小さな声で「政府を刺激したくない」とうつむくばかりだった。誰が彼の口にさるぐつわをはめたのか。
2004年2月、元軍医の蒋彦永医師(78)は挑発的な手紙を書いた。 15年前に起きた天安門事件に対する中国政府の再評価を求める内容だった。事件当時、蒋医師は北京の解放軍301医院(人民解放軍総医院)で外科主任として勤務していた。彼は銃撃を受けた民間人に応急措置を施しながら事件の真実を知った。当局の発表とは異なり、犠牲者は数百人に達し、軍部隊が一般の銃弾より殺傷力が高い特殊銃弾を使用したことで死者が増えたのだった。
蒋医師は「わが人民がわたしの目前で、人民が作った武器で武装したわが人民解放軍によって死んでいった」と書いた手紙を80通コピーし、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の指導部に送った。
この手紙を書いた1年前、中国では肺炎と似た症状の奇病が流行し、死者が相次いだ。蒋医師はその奇病が後に新型肺炎と呼ばれることになる深刻な疾病だと見抜いた。しかし、中国政府は「患者数は12人、死者は3人で、北京は安全だ」と真実を隠ぺいした。これに激怒した蒋医師はマスコミに対し、北京だけで感染者が60人、死者は7人に達したと暴露する内容の電子メールを送った。公式メディアは沈黙したが、外国メディアは報道を始めた。
李竜洙(イ・ヨンス)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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