•  | HOME | 

重税国家 日本の奈落 7

  • 2008/06/27(金) 19:11:36

国会で追及された「アメリカの手先」ぶり

だからこの5年間の日本の金融制度改変における動きの最先頭には、
必ず竹中平蔵という裏のある「学者大臣」が顔を出す。

竹中大臣の経歴と動向の背後を洗っていくと、
そこには絶えずアメリカ金融財界の意向が見え隠れする。

竹中大臣が、小泉政権の内閣改造によって
金融担当大臣に任命されたのは2002年の9月30日である。

そのほんの少し前の9月13日に、
小泉首相はニューヨークでブッシュ大統領と会談を行なっている。
ここで小泉政権は日本の大銀行の不良債権処理の加速をアメリカに約束している。

この「対米公約」のすぐあと、小泉の帰国後すぐに内閣改造が行なわれたことに、
私たちは注目しなければならない。

実は、この内閣改造の背景には、
「銀行に対する公的資金の投入の是非」をめぐる、
小泉政権内の閣僚たちの激しい意見対立があったのである。

竹中氏が金融大臣の職に就任する前は、
柳沢伯夫・衆院議員が金融大臣を務めていた。
柳沢氏は大蔵省主税局出身の官僚あがりである。

その柳沢金融大臣が抵抗の末に更迭され、
その後釜に竹中氏が就任した背景には、
アメリカからの強い圧力があった。

はっきりとそう主張する国会議員がいる。

まさに竹中ショックが金融界を震撼させていた最中の2002年11月7日に、
参議院の財政金融委員会で行なわれた議員質問を国会会議録から引用する。
質問者は共産党の参議院議員・大門実紀史氏である。

■大門議員
 私は、柳沢大臣が更迭されたということも、どういうことなのか、
アメリカの特にハバードさんが向こうでしゃべっていることも含めて調べてみました。

すると、日本では9月13日にハバードさんと柳沢大臣の会談があって、
ハバードさんが、「更に厳しい銀行検査をやるべきだ」と、
「将来的には公的資金も念頭に置いて銀行の改革をするべきだ」と、
このへんのことを柳沢大臣に言われたら、
柳沢大臣は「日本はそんな状態にはないんだ。今は必要ない」と突っぱねられた。

ここで意見対立があったという報道がワシントン・ポストでされています。

この後、柳沢大臣が更迭されて、竹中大臣が就任された。

竹中大臣については、元々アメリカの評価は高いわけですけれども、
この経過の中でかなり高くなってきていますね。

10月30日、竹中大臣が就任されるとすぐ、
ワシントン・ポストのインタビューでハバードさんが
「彼は優秀だ。これで不良債権処理が進む。歓迎」
というふうなことを答えております。

その後も、(ハバードさんは)竹中方針支持、
いくら自民党の皆ささんや銀行から反発が出ても、異例の支持表明をする。

「竹中案でやらないと日本は大変なことになる」という警告までやる。

ちょっと異常なかかわり方だと思います。

そこで、ずばり聞いてみたいなと思っているんですけど、
竹中大臣が金融大臣を兼務されることについて、
アメリカの強い期待があったんではないかと思いますが、
そういうことを聞かれておりませんか。
                   (参議院財政金融委員会 平成14年11月7日)

このように竹中平蔵はグレン・ハバードの手下なのである。

このグレン・ハバードという人物は、
ブッシュ政権第1期目に大統領経済諮問委員会の委員長を務めていた人で、
現在はコロンビア大学ビジネススクールの学長である。

現在の委員長はベンジャミン・バーナンキが務めている。

そして、このハバードとバーナンキが、
来年退任するグリーンスパンの後の
FRB(日本の日銀に相当する)議長の座を争っているのである。

この2人は、この時期に何としても大きな業績を上げなければならないのだ。

だから日本が狙われているのである。

日本の郵政民営化法案が「第1回戦(参議院)」で否決されたことで
血相を変えているのがハバードだ。
アメリカに資金を持ち出すのが、これで遅れてしまう。

このハバードが司令官になって、
「日本の不良債権の処理速度は遅すぎる。もっと加速せよ」
と露骨に日本政府に圧力を加えて、日本の金融業界を混乱に陥れたのだ。

ハバードの親分はポール・ヴォルカー元FRB議長であり、
その上は“世界皇帝”デイヴィッド・ロックフェラー(90歳)である。

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事に対するコメント

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する