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洞爺湖サミットは日本が笑いものになる場
- 2008/05/22(木) 16:25:37
農 業 情 報 研 究 所 より転載
(1)
米国エタノール工場新規需要、1年は”死滅状態”に―
世界的金融危機と原料価格高騰で
トウモロコシ価格高騰によるエタノール加工企業のマージンを圧迫と信用危機で、
銀行はエタノール工場新設への融資に非常に慎重になっているという
(2)
ニュージーランド バイオ燃料利用義務化の延期へ
持続不能な方法で生産されるバイオ燃料の輸入を恐れる
日本政府は、こんなことにはまったく無頓着だ。
輸入者が勝手に”持続可能なバイオ燃料”と考えているだけだ。
(3)
カナダ・バイオエタノール利用促進法案がピンチに
近々議会で承認されるはずであった
カナダのバイオエタノール利用促進法案の成立が怪しくなってきた。
この法案はガソリンへの5%混合で
バイオエタノール利用を飛躍的に増やそうとするもので、
ごく最近まで、少数与党の保守党はもちろん、自由党、新民主党(NDP)、
ブロック・ケベコワの主要4政党すべてが支持してきた。
しかし、5%混合となると大量のエタノールが必要になり、
トウモロコシ原料のエタノールに頼るほかない。
(4)
ドイツ環境相、2010年E10導入計画の棚上げを改めて表明
ドイツのジグマール・ガブリエル環境相が2月、
ガソリンに添加するバイオエタノールの比率を現在の5%から引き上げ、
2010年には10%とする計画を廃案にするかもしれない
と語ったことについては前に伝えたが
先週金曜日(4月4日)、同じ国営テレビで、
この計画を棚上げすることになろうと改めて語ったという。
理由は同じく、大量の車がE10燃料を使えず、大変な経済的コストが生じるためだ。
(5)
ところで、4月5日に北海道洞爺湖町で政府が開いた
「地球温暖化問題に関する懇談会」で、
同懇談会の寺島実郎会長は、
「温暖化防止対策の一つとして、
ガソリンに混ぜるバイオエタノールの割合を10%まで高めるように訴えた」
(「自給率50%を提起 バイオ燃料拡大も」 日本農業新聞 4月6日)そうである。
「国産バイオ燃料の大幅な生産拡大に向けて」といい、
「バイオ燃料技術革新計画(案)」といい、
日本では、経済・社会・環境影響評価どころか、
実行可能性の評価も欠いた夢のような計画が、何故こうもまかり通るのだろう。
本気で温室効果ガス削減に取り組む気などさらさらなく、
格好だけつけようとするからだ。
しかし、そんなことはすっかり見透かされている。
洞爺湖サミットは日本が笑いものになる場となりそうだ。
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