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2008.05.17 (Sat)

肥料、農薬、種子を輸入に頼るネパール

ネパール:食料自給率の低下と食品価格高騰より転載

5人家族のうち唯一の稼ぎ手であるマヤ・タマンさんは、
家族の食費を抑えるのに余念がない。

しかし、食料価格が高騰する中、
多くの食品が食卓から消えてなくなる日を彼女は予想してもいる。

「食用油は高くなりました。米を買うことも難しくなっています。
肉の値段は恐ろしい勢いで上がっています」。

 ネパールでは昨年に比べて食品価格が2倍にはね上がった。
しかし政府は、4月10日に行われた制憲議会選挙に執心して
食糧危機がネパール国民に与える苦難を顧みることはなかった。

 人口2900万人のネパールの食料自給率は
90年代を通じて下がり続けている。

毎年、3070万ドル相当の米と76万ドル相当の小麦を輸入している。

また、肥料から農薬、種子にいたる、
食料生産のすべての要素を輸入に頼らざるを得なくなってきている。


 普段ネパールに食料を輸出しているインドとバングラデシュが、
自らも食料危機に直面して食料輸出の禁止を決めたことが、
ネパールにとっては大打撃となった。

 短期的要因もある。

上で述べた制憲議会選挙のために資金を必要とする政党に資金供与している業者が、
食品価格を意図的に高く設定したり売り惜しみをしたりしたのである。

 世界食糧計画(WFP)では、
ネパールで食料不足に苦しむ民衆の数は
400万人から800万人にまで拡大したとみている。

 他方、ネパール自身もチベットや中国、バングラデシュに小麦や米を輸出していた。
しかし、政府は、4月30日、これらの輸出禁止措置を決めている。


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