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UCLAで常温核融合成功、ただし発生エネルギーは少量

  • 2008/05/22(木) 20:43:48

UCLAで常温核融合成功、ただし発生エネルギーは少量

AP通信 2005年04月28日

ロサンゼルス発――エネルギー問題をクリーンに解決する手段として
長年注目されてきた常温核融合が、実験室で実現されたと、
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の研究チームが発表した。

 とはいえ、生成されたエネルギーの量はあまりに少なく、
世界のエネルギー需要の問題を解決する突破口と言うにはほど遠い。

 科学者たちは、太陽などの恒星を輝かせるパワーである核融合を
制御し利用する方法を長年探し求めてきた。

今回成功した最新の実験では、強力な電場を生み出すのに小さな極性結晶を使った。

エネルギー生成法としては十分とは言えないが、
この方法は石油採掘業や国の安全保障に利用できる可能性がある、
とセス・パターマン博士は語る。
パターマン博士は、UCLAでの実験に参加した物理学者の1人だ。

 実験結果は、『ネイチャー』誌の4月28日号に掲載される。

 常温核融合の実現性についてのこれまでの主張の数々は、
物理学者たちに疑いの目を向けられただけでなく、
物笑いの種にさえなっていた。

1989 年、ユタ大学のB・スタンリー・ポンズ教授と
イギリス、サウサンプトン大学のマーティン・フライシュマン教授が
室温でのいわゆる低温核融合に成功したことを発表したとき、
大きな衝撃が世界を駆け抜けた。

が、その後何度も実験を再現しようとしたが失敗に終わり、
2人の結果も間違いと結論づけられてしまった。

 核融合の専門家は、UCLAの実験は、1989年のものとは違い、
物理学の基本原理に完全に則ったものであるので信頼できると語る。

 イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の
デビッド・ルジック教授(核およびプラズマ工学)は、
「この実験では、過去に試され真実と証明された方法が使われているので、
議論をはさむ余地はない。物理学で説明できない部分は1つもない」と述べる。

 核融合パワーは、究極のエネルギー源であり、
石炭や石油などの化石燃料に代わるクリーンな代替エネルギーと謳われてきた。

化石燃料は後50年ほどもすれば底をつくと言われている。

 核融合では、軽い原子同士が高温プロセスで近接して結合し、
その過程で大量のエネルギーを放出する。

 核融合は環境にやさしいと言われるが、
その理由は空気をほとんど汚さないことと、
現代の原子力発電所につきものの安全性や
放射性廃棄物の長期保管といった問題がないことにある。

今の原子力発電所は、核分裂というプロセスで
重いウラン原子を分裂させてエネルギーを作り出している。

UCLAの実験では、科学者たちは、
熱を与えると強力な電場を作り出すことができる小さな極性結晶を、
プラズマ核融合研究で従来使われてきた
重水素のガスで満たされた真空の部屋に置いた。

 その結果生じた電場によって、
帯電した重水素の原子がビームとなって近くにある標的にぶつかる。

この標的には重水素がさらに詰め込まれていて
、ビームの重水素原子が標的の重水素と衝突し、融合が起こるという仕組みだ。

 この反応によって、核融合が起きたことを示す、
中性子として知られる亜原子粒子とヘリウムの同位元素が発生した。

しかし、この実験では、核融合を起こさせるために
要したエネルギー量以上のエネルギーを生み出すことはできなかった。

が、核融合の成功自体、画期的な出来事ではある。

 UCLAのパターマン博士は、今後の実験は、
油田採掘や空港での荷物検査に利用できる
携帯型中性子発生装置の設計を含め、
商業利用の可能性を探りながらの技術改良に焦点をあてて
進められることになるだろうと話している。

洞爺湖サミットは日本が笑いものになる場

  • 2008/05/22(木) 16:25:37

農 業 情 報 研 究 所 より転載

(1)
米国エタノール工場新規需要、1年は”死滅状態”に―
世界的金融危機と原料価格高騰で

トウモロコシ価格高騰によるエタノール加工企業のマージンを圧迫と信用危機で、
銀行はエタノール工場新設への融資に非常に慎重になっているという

(2)
ニュージーランド バイオ燃料利用義務化の延期へ 
持続不能な方法で生産されるバイオ燃料の輸入を恐れる

日本政府は、こんなことにはまったく無頓着だ。
輸入者が勝手に”持続可能なバイオ燃料”と考えているだけだ。


(3)
カナダ・バイオエタノール利用促進法案がピンチに

近々議会で承認されるはずであった
カナダのバイオエタノール利用促進法案の成立が怪しくなってきた。

この法案はガソリンへの5%混合で
バイオエタノール利用を飛躍的に増やそうとするもので、
ごく最近まで、少数与党の保守党はもちろん、自由党、新民主党(NDP)、
ブロック・ケベコワの主要4政党すべてが支持してきた。

しかし、5%混合となると大量のエタノールが必要になり、
トウモロコシ原料のエタノールに頼るほかない。


(4)
ドイツ環境相、2010年E10導入計画の棚上げを改めて表明

ドイツのジグマール・ガブリエル環境相が2月、
ガソリンに添加するバイオエタノールの比率を現在の5%から引き上げ、
2010年には10%とする計画を廃案にするかもしれない
と語ったことについては前に伝えたが
先週金曜日(4月4日)、同じ国営テレビで、
この計画を棚上げすることになろうと改めて語ったという。
理由は同じく、大量の車がE10燃料を使えず、大変な経済的コストが生じるためだ。

(5)
ところで、4月5日に北海道洞爺湖町で政府が開いた
「地球温暖化問題に関する懇談会」で、
同懇談会の寺島実郎会長は、

「温暖化防止対策の一つとして、
ガソリンに混ぜるバイオエタノールの割合を10%まで高めるように訴えた」
(「自給率50%を提起 バイオ燃料拡大も」 日本農業新聞 4月6日)そうである。

「国産バイオ燃料の大幅な生産拡大に向けて」といい、
「バイオ燃料技術革新計画(案)」といい、
日本では、経済・社会・環境影響評価どころか、
実行可能性の評価も欠いた夢のような計画が、何故こうもまかり通るのだろう。

本気で温室効果ガス削減に取り組む気などさらさらなく、
格好だけつけようとするからだ。

しかし、そんなことはすっかり見透かされている。

洞爺湖サミットは日本が笑いものになる場となりそうだ。


バイオ燃料 化石燃料から作る場合の70〜400倍の水が必要

  • 2008/05/22(木) 15:44:07

農 業 情 報 研 究 所 より転載

バイオ燃料からエネルギーを作るには、
化石燃料から作る場合の70〜400倍の水が必要―ユネスコの報告

国連の専門家が水のフットプリントの増大を懸念している。
地球人口のおよそ半分、25億人が下水設備を持たない。

その多くは都市のスラムに住む。
世界の都市人口は毎週100万人増えている。
農業の水需要も増え続ける。

気候変動の脅威から炭素フットプリント―
人間が生み出した温室効果ガスの量―
が注目されているが、科学者は今、
水のフットプリント―モノやサービスを生産するために必要な水の量―の計算を始めた。

 ユネスコ水教育研究所が今月発表した報告書によると、
バイオ燃料からエネルギーを作るには、
化石燃料から作る場合の70〜400倍の水が必要になる。

15,972ガロンの水を使って生産されるブラジルのバイオマス―
主にエタノール用に使われるサトウキビ―からのエネルギーと同量のエネルギー
を提供する原油を生産するのに必要な水は262ガロンにすぎない。

オランダのバイオマスでも6,284ガロンの水が必要だ。・・・

日本は、食料輸入で大量のバーチャルウォーターを輸入したうえに、
ブラジルからのエタノール輸入でも同じように
バーチャルウォーターを輸入することになる。

これは”持続可能”でしょうか。

否、日本政府はそんなことにはまったく無頓着です。